浄徳寺の開基
浄徳寺の開基は、戦国時代に鞍手郡の新入村(現在の直方市)を知行した副田右近という武士が、戦乱の世に無常を感じ、武士を捨て宗像郡大穂村に移り住み、後現在の光岡の地に庵を結び、阿弥陀如来の絵像を安置したことに始まります。
その後、京都に上り本願寺にて剃髪し「釋休意」の法名を給わりました。以来念仏の道に精進され、寛永10(1633)年に77才にて往生されました。
なお、寺院としての伽藍を整えたは、3代住職慶円で正保4(1647)年に本堂を建立し、寛文10(1670)年に本願寺より「浄徳寺」の寺号と本尊として阿弥陀如来像を安置する許可を得ました。以来、今日まで法灯を伝えています。